彼の大好きな長いストロークで、一気に根元まで飲み込む。
「うぅ……っ、、、気持ちいい………それ…」
目の前にあった両脚が左右に開き、腰が突き出される。
いいな、こういう自然に出てくる反応。
「そうせずにいられない」感じの反応、最高。
そのまま、2回…3回と
先端部分まで引いては、深く飲み込む。
「私の中に入ったとき、一番奥で
こんなふうにピッタリ吸い付いちゃうよ」
言葉でも可愛がるつもりで、そう声をかける。
それから間髪入れず、裏筋に舌を当て
ディープスロートで喉の奥まで引きずり込む。
彼はハッと息をつめ、身体をビクンと跳ねさせている。
私は口から彼のものを離し、
身体を上にずらすと彼の上にのしかかる。
いったんクールダウン。
もっと、と先走りを滲ませるそれを
今度は逆手で握り、
きれいに描いているカーブに合わせて
ゆるゆると扱く。
空いている手は触れるか触れないかのタッチで、
彼の脇腹やお腹、乳首の周り、首筋をなぞっていく。
「ここでおしまいにする?
それとも今イっちゃうの?」
もう一度確認してみる。
今イってしまったら…
彼はそんなにしょっちゅう射精できない。
でも、今は我慢できないのか
彼は首を横に振った。
「ん……イカない……
イカないけど、もう少しだけ……」
いつも閉じて快感に集中している目を開け、熱っぽく懇願する。
そんなふうに言われると、
限りなく甘やかしたくなるなぁ。
いつまでも「気持ちいい」と「もどかしい」の間を
行ったり来たりさせて、いじめたくなるじゃない。
そこで、ちょっと意地悪を言ってみる。
「イカずに日曜日まで我慢するんだ?
それで、仕事中に思い出してエッチな気持ちになるの?」
「…思い出してる…
すごくエッチなこと考えてる」
それを聞いて、
私は頭に血が上ったように暑くなり、
自分の口角が反射的に上がるのを感じた。
彼は土木系のお仕事で、
職場は男ばかりだ。
当然仲間内で下ネタ話になることもある。
でも、一切参加しないらしい。
おまけに仕事は百戦錬磨で
役付きでもないのに、現場のリーダー的存在。
元請け先の重役さんにも
頼りにされているくらい、仕事もできる。
外では、いわば硬派で仕事のできる
「カッコいい大人の男」を演じているのだ。
みんな当然、彼はセックスでも
私をリードしていて、Sだと思い込んでいるはず。
ところがどっこい、
蓋を開ければ
ひとまわり年下の彼女に責められ、
どんどん感じる場所が増えていっているなんて。
週末にされたことを、
仕事中に思い出しているなんて。
誰が想像できるだろう。
「ええ…??思い出してるんだ?
みんなの下ネタには参加しないのに?
実は一番いやらしいのは
〇〇さん(彼)じゃない」
「仕方ないじゃん。スケベなんだから…」
彼は横を向いて、恥ずかしそうに呟いた。
…こういうところ、たまらないんだよなぁ。
ますます彼をいじめ…
いや、もう啼かせたくなった。
その後は、彼が「やめて」と言うまで
口内の奥の奥まで何回も何回も…
彼をリードして責めているようだけれど、
彼の性的魅力に引きずられているのは
間違いなく私のほうなのだろう。
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